契約業務システム「MNTSQ」を三菱ＨＣキャピタルに提供

MNTSQ株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役：板谷 隆平、以下「当社」）は、契約業務の一連のプロセスを変革するサービス「MNTSQ （読み方：モンテスキュー）」を三菱ＨＣキャピタル株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員：久井 大樹、以下「三菱ＨＣキャピタル」）に提供し、本稼働を迎えましたので、お知らせいたします。

• 提供の背景

三菱ＨＣキャピタルでは、契約書等の審査過程において、事業部門と法務部門間のメール等によるやりとりと、社内審査の申請システムが異なるアプリケーションであることから、契約書データと審査内容に結びつきがなく、契約審査の過去の履歴をナレッジとして活用することが困難な状況でした。
また、契約書データの管理システムの検索性が低く、該当する契約書の検出に時間を要するという課題がありました。

これらの課題を解決すべく、「MNTSQ CLM」を利用することで、契約書データを一元管理、法務部門におけるナレッジマネジメントの実現をめざしました。

• 提供に至った理由

• １）契約類型に合わせたナレッジ管理が可能
  • 契約類型ごとに関連データに自動ラベリングされるタグ機能の活用により、保存データの検索が容易となること。
    
    
• ２）交渉過程のデータ集約の自動化が可能
  • 「メール連携」機能により、審査過程における事業部門と法務部門間の審査交渉におけるメールでのやりとりを契約書データと紐づく形でMNTSQに自動で集約できること。
    
    
• ３）テクノロジーがデータ整理を自動化
  • 法務特化のOCR/自然言語処理技術で、MNTSQに契約書データを格納するだけで、契約類型判定や当事者抽出、条項単位での情報抽出など、容易に契約書データを検索可能となること。

• 導入企業によるコメント

三菱ＨＣキャピタル株式会社　法務コンプライアンス部　小野田 卓晃様
弊社では、法務部門に対する事業部門からの契約書審査や法務相談はかなりのボリュームになります。過去に対応した事例や回答結果などの共有がなされておらず、部員によって契約書審査に要する時間に差が生じるなど、法務対応力の均質化が求められておりました。

そこで、これらを解決するナレッジマネジメントとして、LegalTechの導入検討を開始しました。MNTSQ以外にも数社のサービスのトライアルを実施、その比較・検討を行いましたが、検索性や操作性等の観点から、「MNTSQ CLM」を採用するに至りました。

「MNTSQ CLM」を導入して間もないことから、その利用頻度や活用方法等に改善の余地はありますが、今後は「MNTSQ CLM」の活用により、業務効率化・品質向上を図るとともに、これにより生じた時間で能動的かつより付加価値の高い法務機能を事業部門に提供することで、事業部門の法務ニーズに積極的に応えていきたいと考えております。


MNTSQ株式会社　代表取締役　板谷 隆平
日本を牽引する総合リース会社である三菱ＨＣキャピタルにご採択いただいたことを大変嬉しく思います。
LegalTechも多様化するなかで、なぜ法務にテクノロジーを導入すべきなのかをご一緒にディスカッションしていくなか、ナレッジマネジメントをいかに自動的に成立させるかが重要である旨につきご共感いただけたことが特に印象的でした。GPT技術の高まりもあるなか、今後とも革新的なサービスを提供できるよう努めてまいります。

• 「MNTSQ CLM」の概要
  

「MNTSQ CLM」は、契約・法務業務を一気通貫で変革するサービスです。社内のデータと長島・大野・常松法律事務所のノウハウを自動的に一元化し、契約の作成・審査・管理からナレッジ化までをMNTSQ独自の機械学習技術でサポートします。単に業務を効率化するだけでなく、契約交渉やガバナンスの高度化を実現します。

• MNTSQ株式会社について

MNTSQ株式会社は、「すべての合意をフェアにする」ことを掲げて、2018年11月に設立されました。四大法律事務所の一つである長島・大野・常松法律事務所のノウハウと、契約・法務に特化した独自の機械学習との掛け合わせをコアとし、顧客の業務変革を支援します。契約の作成・審査・管理からナレッジ化までを一気通貫でサポートし、契約・法務業務を変革するサービス「MNTSQ CLM」を提供しています。

会社名：MNTSQ株式会社（モンテスキュー）
設立日：2018年11月14日
所在地：東京都中央区日本橋堀留町1-9-8 PREX人形町 5F
代表者：板谷 隆平
URL：https://mntsq.co.jp